こんにちは!
MRのへちです!
皆さんは、MSLという職種をご存知でしょうか?
製薬業界に携わる人間ならば聞いたことはあるかと思います。
業界のニュースでも度々話題になってますよね。
筆者の周りにはこれからはMRよりMSLだ!なんて言ってる人も多いですが、実際どんな仕事なのかを把握しているMRってあんまりいないんじゃないかと思いました。
ちなみにわたしもつい最近までよく知らなかったです。(笑)
なので今回は何かと話題なMSLという仕事について、どんな仕事なのか、MRと何が違うのかについて紹介します!
MSLとは
MSLとは、Medical Science Liaisonの略です。
なるほどわからん。笑
訳すると医療科学の連絡係って感じでしょうか。
なんだか、文言だけ聞くとMRと仕事内容変わらないのでは??って印象ですね。
実際どんな仕事をしているのでしょうか?
MSLの仕事内容
MSLの仕事内容について、引用させていただきます。
製薬企業などにおいて,販売促進を目的とせずに,社内外において医学的・科学的な面から製品の適正使用の推進や製品価値の至適化などを支援する職種で,疾患分野に対する高度な専門性と学術知識をもつ者をいう。オピニオンリーダーの医師や医学研究者を訪問したり学会活動を行うなかで,医学・科学情報の伝達および入手を行う。
引用元:メディカルサイエンスリエゾンの今後 THERAPEUTIC RESEARCH On-Line
ざっくりいうと、MRのように営業で利益を出すことを目的とせずに情報提供を行う仕事って感じでしょうか。
下記リンクの通り、個人的には営業一辺倒な情報提供は廃れていくと考えてますので、これからはMSLの時代、なんてのもあながち間違ってないんじゃないのかなあと思います。
細かく見ていくと、MSLとMRで違う部分も何点か見えてきます。
営業部門に属さない
MRの場合、営業部隊の一員としてノルマが課せられますよね。
MSLの場合、営業部門ではなく、「メディカルアフェアーズ部」とか「専門疾患チーム」とか、
まあ会社によって呼び方もまちまちな、とにかく専門的な学術チームに属していることが一般的です。
売り上げのために働く必要ないので、よち中立な立場で情報提供ができ、専門的な活動ができそうですね。
面会する医師が違う
引用元でもありましたように、MSLは開業医にあったりということはほとんどなく、多くは大学病院の教授などのオピニオンリーダーに情報提供を行います。
オピニオンリーダーというのは、その疾患の権威でつよい影響力がある医師のことです。いわばドンです。(笑)
オピニオンリーダーの治療方針などが変わればエリアの治療にも影響を及ぼす可能性が高いので、MSLの役割は大きいことが考えられます。
MSLになるには
では、
「営業のプレッシャーなく、かつ権威ある医師と面会して情報提供できるって素敵!MSLになりたい!」
となったとき、どのようにすればなれるのでしょうか。
実際にMSLになった方々の傾向から推察してみます。
未経験者にはおそらくムリ
新卒の方や業界未経験の方は、おそらく難しいでしょう。(一部募集企業もあるようですが、、、)
理由としてはやはりMSLという仕事の専門性の高さです。
オピニオンリーダーと対等に話せる疾患知識が必要なわけですから、付け焼刃では全く通用しません。
基本的にはMRや学術チームとして何年か経験をもち、功績が認められ異動になるか、
MSLの募集企業に転職するかのどちらかになるかと思います。
いずれにせよ、何かの領域で秀でた専門知識を身に着けることがマストかと思います。
未経験の方や新卒の方はまず新薬メーカーに入ることがスタートとなりますね。
英語力
なんで英語ができなきゃいけねーんだよ!と思われるかもしれません。
なぜなら医学の最先端の論文はそのほとんどが英語だからです。
MRとして活動していても英語論文に触れる機会があるくらいですから、
MSLが情報取集する際には必須のスキルとなるでしょう。
実際に募集要項を見ても英語のスキルを必須としている企業が多いです。
MSLを目指すのであれば、英語力の向上も必要だということですね。
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まとめ
いかがでしたか?
MSLという仕事はこれから製薬業界の中でもプレゼンスを増していく仕事だと思います。
興味のある方はチャレンジしてみることをオススメします!
ではまた!
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