こんにちは!
MRのへちです。
最近の医療制度の抜本改革により、製薬企業は経営を見直すことが求められており、人員コストの削減や働き方改革、他社との提携、M&Aなど、今業界は非常に目まぐるしく動いていますよね?
直近でいえば武田薬品がアイルランドのシャイアーを買収に乗り出していて、製薬業界だけでなく社会的に話題になっています。
外部リンク:ミクスオンライン 武田薬品 シャイアーに6.7兆円規模で4回目の買収提案 現金比率積み増し
買収価格は6.5兆円ともいわれています。とんでもない大型買収ですよね。(笑)
外国企業のM&Aでいうと日本でも過去最大規模だとか・・・。
とまあ、武田薬品に限らず、今後の生き残りをかけて、製薬企業各社色々対策を考えている昨今ですが、現場のMRはどう感じているのでしょう?
特に20代のMRって、そのあたり非常に楽観的だなあと感じることが多いです。
若手MRの皆さん、危機感持ってますか?
20代MRは生き残れるか微妙
私自身まだ20代のMRですが、同期や他社の人たちと話をしていると、
「こんなおいしい仕事はない!」
って話になること、非常に多いです。
確かに、MRは高年収ですし、比較的自由度も高い仕事なので、楽だと感じる方も一定数います。
でも業界の今の流れから言うと、ぶっちゃけ私たち20代MRがこのまま定年までMRができるかというと、個人的にかなり厳しいんじゃないかなって思ってます。
勝手な推測ですが、10年後、MRって今に比べるとほとんどいないんじゃないか、というか、製薬企業自体だいぶ減ってるんじゃないかと思います。
この推測通りで行けば、現在20代MRは30~40歳あたりです。このタイミングでリストラだったり、倒産ということが仮にあれば、転職市場価値がだんだん下がっていく年齢になってますから、転職だって成功するとは限りませんし、今まで高年収だったものですから次の仕事へのハードルも高くなってる可能性もあります。
年齢的に家族を持っている可能性も高く、その時期にMRでなくなってしまうと非常にリスキーです。
20代のMRは、もっとこの辺りに関して意識を持つべきだと思います。
会社はどんなにやばい状況でもこんなことは決して教えてはくれませんよ!
視野を広げて将来を考えよう
とまあこんな業界の中なので、
「他にやりたいこともないし、ずっとこのままなんとなくMR続けるんだろうな~。」
と漠然とかんがえている方は正直かなり危険です。
医療関連であるか、営業であるかを問わず、今一度将来について考えておく必要があると思います。
関連記事:MRから転職する際の選択肢について
今すぐ転職活動をしなさいとかそういうことを言っているわけでなく、情報集や自己分析をおこなって視野を広げておくべきだと思います。
ちゃんとした知識と備えがあれば、もしものことがあってもうまく事が進むと思いますよ!
因みに私は最近転職エージェントサイトのDODAに登録しました↓
MR自体はなくならない
以前も紹介した通り、MRが完全になくなるということはないと思うので、優秀な方は企業を渡り歩きながらでもMRをやっていけると思います。
ただ、そんな人はほんの一握りだと思います。
MRが自分の天職!くらいの自信がない限り、いつかはMR削減の波に飲み込まれてしまうでしょう。
いずれにせよ現在の会社にずっといれる保証はないので、MRを続けるにしてもどの会社がいいのか、そういった視点で情報収集や分析は必要になってくるかと思います。
まとめ
20代MRへ向けて、自戒を込めてあれこれ書いてみました。
30歳代の人は会社がやばくても市場価値をかんがえるともうしがみつくしかない場合が多いし、40代、50代は早期退職もあるので逃げ切れます。
だからこの会社はまだ大丈夫とか、上の言うことは信用しないほうがいいです。辞められると彼らの査定に響く場合もあるので、基本良いことしか言わないです。
つまり言いたいことは、楽観的に考えている人は、自分自身で将来についてもっと考えるべきじゃないの?ってことです。笑
どことなくネガティブな内容になってしまいましたが、もちろんMRという仕事は魅力的な面もたくさんあると思います。
だからこそ、若手のうちにやっておくべきともいえますね。業界のことを念頭に入れたうえであれば、新卒にもオススメできる仕事です。
関連記事:新卒でMRになるのはオワコンなの?オススメできる人とできない人とは
20代MRが少しでも将来を考えるきっかけになれば幸いです。
では、また!
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