こんにちは。
MRのへちです。
ここのところ、製薬会社各社で早期退職希望を募る動きが活発になっていますね。
外部リンク:ニュースイッチ 製薬企業のリストラ相次ぐ・・・何があった?
大正製薬の3000人以上が対象、アステラスも600人規模の早期退職募集で話題になりました。
最近シャイアーと合併した武田薬品も3000人規模の人員削減を検討しているようです。
ここにきて次々と人員削減を検討している製薬業界。
現役MRである筆者が感じることについて書いてみます。
人員削減は必然の流れ
薬価の抜本改革やMRのプレゼンス低下により、これから製薬企業が人件コストの削減に乗り出すであろうことは簡単に予想できたことです。
当ブログでもふれたことが何回かありますね。
ですので、ついに来たか、というか、だいぶ本格化してきたなというのが正直な感想です。
実際に製薬企業で働いている方の大半はそう感じているのではないでしょうか?
2018年は「MR大リストラ時代」元年になりそうです。
リストラしている企業はマシ?
恐らくこれからもリストラを実施する企業はどんどん出てくると思います。というか出てきます。
何といっても「MR大リストラ時代」ですから。(言いたいだけ)
リストラを発表している会社を目にすると、やばいなあの会社・・・。と感じる方は多いと思いますが、
個人的に心配なのはむしろこれからリストラを発表しない企業です。
もちろん、現在のような環境においても成長している企業もあるので一概には言えませんけどね。
リストラは企業存続に必要な対策
リストラって企業に属している人からすると恐ろしいものですが、会社が存続するには必要な対策です。
現段階で実施を検討している会社は今後を見据えてのことだと思いますので、経営面で見ると打つ手が早く、賢明だともいえると思うんですよね。
退職金上乗せで退職できたりもするので、退職者からしても実はそんなに悪くないケースもありますし。
リストラしない企業、大丈夫?
画期的新薬の上市を間近に控えている会社はともかく、今後しばらく減益見込みにも関わらず、対策を行ってない会社は今後大丈夫かな?って思ってます。
特に、
・主力品のジェネリックが上市予定
・新薬上市予定がしばらくない
・薬価改定で大幅に引き下げられた品目がある
このあたりの会社。
このへんに当てはまる会社って、この先の減益見込みの金額って相当なものだと思ってます。
それこそ、早急にリストラなり、何か対策を打たないといけないですよね。
具体的にどのあたりの会社ということは避けますが、現段階で特に何か実施するということを公にしている企業はなさそうです。(社内で何かしらの動きはあるのかもしれません)
もしこのまま能天気な経営を続けるとしたら、極論をいうと、経営困難で倒産する企業も出てくるんじゃないでしょうか?非常に心配です。
MRはもしもの備えを
上記のような状況のMRの方はもちろんのこと、やはり業界は下火になりつつあります。
ブログではしつこく紹介しているようですが、リストラ実施、合併、事業転換、はたまた倒産、いつ何が起きてもいいように準備をしておくことは必要だと思ってます。
転職の情報収集、本業以外の収入確保等々・・・。
当ブログでも記事を書いてますので参考にしてみてください。
業界に残るにしろ、そうでないにしろ、ただ何も考えずに働いているだけというのはリスキーです。
まとめ
ここ最近の製薬企業のリストラと今後について思うことを書いてみました。
2018年は業界にとって「終わりの始まり」の年になるかもしれませんね・・・。
各企業の経営陣の手腕が問われる1年とも言えそうです。
この時代に製薬企業の社員はこれからどうしていくべきか?
今後のキャリアについてより一層向き合う必要がありそうです。
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